2022年振り返り

百年ぶりにブログを書くような気持ちだ。記事の分類ごとにブログを使い分けていた気がするものの、あまりに久しぶりなためアカウントを忘れているためここに書く。

今年は人生の満足についてよく考える年だった。
仕事向いてねえ、引っ越してえしか言うことがない。

仕事

奴隷人生も二年目に突入しいよいよ本配属となった。僕がやることになる仕事はやれといわれてすぐできるようなものではなくとてつもない緊張を伴うものである。それを無意識に考えすぎてしまい、配属前の去年末から精神的に参ってしまった。それによって食事が喉を通らなくなった。これは比喩でもなんでもなく本当に物が食べられなくなってしまった。おにぎり2つを食べきれないというOLも真っ青な絶食によって、中学生以来の体重50kg台に突入してしまった。
逃げようにも今仕事を辞めると何も出来ないカスが生まれるだけで食べていけない。そのためなんとかごまかしながら仕事になれるまで耐えるという一年を過ごした。この状態でなんとか耐えきり、10月にはようやく仕事そのものへの緊張感がなくなり食事ができるようになった。

今、冷静な気持ちで仕事を振り返られるようになって気づいたのは、この仕事は致命的に自分に向いていないということだ。 僕の仕事は基本的に一人で行うため同僚と話すことはない。孤独だ。僕は気づくセンスが無いので上達するときには必ず質問を投げまくったり人からの指摘を受けることで自分に足りない部分を確かめていくという方法を取る。しかし一人で仕事をしているとそういった上級者からの視線が存在しない。そのため上達が出来ない。それだけではなく、自分が正しい仕事の仕方をしているのかどうかもわからない。

仕事自体も自分がコードを書いたり設計したりという具体的な作業をするわけではないため、一生地に足のついた知識が身につかない。 僕の仕事はキャリアパスや変化といったものが存在しないので同じ職種であり続ける限り今の仕事が大きく変わることはない。だから早く転職なりするべきなんだけど、僕は別になにかやりたい仕事があるわけではないので積極的に転職活動を行おうとも思えない。この仕事が特殊なのもあってアピールできる能力もないしね。 やりたい仕事はないけれど、あって欲しい仕事の性質はある。今と真逆のものが良い。同僚と一緒に仕事がしたいしもう少し作業感もほしい。自分が頑張ったらその分だけ仕事が楽になったりお金がもらえたり能力がついてほしい。

人と関わりながら何らかの仕事を前に進めていけたら、その内容にかかわらず今ほどの虚無感を覚えることはないんじゃないかな。
僕が仕事に求める条件はそんなに難しいものじゃないと思うんだよね。むしろこうでない僕の仕事が珍しいくらいで。

僕がこの仕事を誰でもできる無意味なものだと感じているから、仕事の空き時間があっても勉強や検証を頑張れないんだよな。そんなことをしてもその知識を使う仕事は来ないのに何を頑張る必要があるんだろうと思ってしまう。だからといって転職用の何かをするといっても、転職に必要な知識も能力もわからんなので手が動かず結局何もせずに布団にくるまってしまう。本当に時間を無駄にしているなあと思っていても動けないのが辛い。

どう考えても択は環境を変える一択なのにな。

生活

千葉に引っ越した。
東京に住んでいた頃は都会が全て悪いと思っていた。薄い壁から漏れる上下左右の住民の音、狭い部屋の圧迫感、日の当たらない部屋、ここから逃れるには東京から脱出するしかないと。
そうして配属とともに千葉に飛び出してみたものの、選んだ場所はあまり良くなかった。 通勤を考慮せずに広さだけで家を選んだ結果、滅茶苦茶遠い田舎に行くことになってしまった。引っ越し当時は開放感による満足度が高かったが、なれてくると周りの不便さが気になる。平日夜や土日に何をしようとしても周りにアクティビティがなにもないので、気力があったとしてもそれを発散させる先がなく、逆に閉塞感を覚えてしまった。僕は田舎をなめており、スーパーの近くに住んでおけば生活には困らないだろうとたかを括っていたけれど、そのスーパーすらなかなか遠く、それ以外の店が存在しないのだ。

また、遠さも閉塞感に拍車をかける。東京に2hかかるとなにかのイベントがあっても行こうとは思えない。同期が出社してワイワイやっているのを横目に引きこもるのはなかなか辛い。まあ、だからといって高い家賃を払って東京に住もうとは思えないが。

他に辛いのは車社会なので自転車に人権がないところだ。通りを渡るためにいちいち長い信号待ちをしなきゃいけない。交通量が多いので東京の頃のように気軽に渡れないんだよね。あと歩道が凸凹かつ段差が高いのがストレス。今月2回段差の振動で落としたおにぎりを車に轢かれた。

友人が近くに住んでいるというのも決め手の一つだったけれども、結局数回しか会わなかった。そもそも会ってもやることがないし、会う日にテンションを合わせることも面倒だった。元々定期的に通話をしていたので別に会う必要もなかった。自分の空間で話したいときにすぐに繋がれる通話が便利すぎるんだな。

ただ、この引越しは人生において必要なものではあったことは確かだ。 何事もやってみないとメタは進まない。 あのまま東京で不満を持ちつつ2,3年を過ごしていたらその分だけ時間が無駄になるからね。早めに行動してしまうことで自分の認知レベルを一つ進めることが出来た。
この試行により僕が発見した快適な住居の条件は生活圏内が充実していることと、部屋が2LDKあれば豊かな暮らしになるということだ。 自転車圏にもっと店があって欲しい、部屋のサイズは2LDKもあれば十分、東京にいける必要はない。
来年にはまた引っ越す可能性が高い。次の引っ越しではもっとうまくやれると思う。

消費

年初にはもっと消費するつもりだったが、今年はあまり動けなかった。先に述べた仕事の影響が10月頃まで尾を引いていたことが大きい。しかし仕事が落ち着いてからもあまりコンテンツを消費したり趣味を見つけたりすることはできなかった。この原因は快適な作業環境がないからだと考えている。PCがベッドとデスクにあるのだが、空き時間は基本ベッドに埋もれてしまう。最近気づいたんだけどオフィスチェアに座ってデスクに向き合うのって実はかなり気力がいるんだよね。だからデスクに向かわずにベッドに入ってしまうことが多く、ベッドにはいるとぼーっと動画を見るくらいしかできることがなくこれもまた作業ができない。 ソファや座椅子といった簡単にくつろげる環境にPCを置くと良さそうだということにようやく気づいたため、来年はこたつにPCをおいてしまおうとしている。

もう一つの原因は動機づけが薄いからだな。僕自身は特にやりたいことがないので、内的な動機づけがまず薄い。かといって外的な動機づけをするには友人やコミュニティが必要だけれど、僕の知り合い圏内はあまりそういったグループで何かをやるということがないんだよな。大学の知り合いの知り合いレベルのffの人たちが5-10人くらいのグループで色んなゲームや話題の作品を触りまくって盛り上がるみたいな活動をしているのを遠目に見つめながら羨ましがっています。

来年の目標

引き続き生活を安定させたい。住居を快適にすること。積みコンテンツを消費しやすい環境づくりをしたい。
仕事はどうだろうな。できれば転職したいけれど、今の仕事のまま無為に時間を過ごしている確率が高そうだな。